テンションが上がってツーリングに出かけたくなる曲
バイクに乗るとテンションが上がるものだが、これを聴くとテンションが上がってツーリングに出かけたくなるという音楽は誰にもあるのではないだろうか。
バイクで飛ばしたくなるような疾走感たっぷりの曲だったり、逆に、黄昏時をのんびりと走りたくなるバラードだったり、実際に聴く音楽の好みは人それぞれだ。
自分の場合、疾走感のある速い曲でもゆったりしたバラードでもないのだが、これを聴くとテンションが上がってツーリングに出かけたくなる曲がある。
それは、The Rolling Stonesが2016年に発表したブルースのカバーアルバム『Blue & Lonesome』収録の『Ride ‘Em On Down』だ。
オリジナルはEddie Taylorが1955年に発表している。
Eddie Taylorといえば、50年代のシカゴでヒットを連発したJimmy Reedの片腕として活躍したギタリストだが、自分でもボーカルを取ったアルバムを何枚も出している。
それはともかく、オリジナルのブルージーな味わいもいいが、Stonesのバージョンはいかにもというロックンロールに生まれ変わっていて、このうえなくかっこいい。
ちなみにこの曲はPVも制作され、YouTubeでも公開されている。
女優のKristen Stewartが出演しているが、彼女いわく、StonesをBGMにLAを一日中走り回った経験はたいへん素晴らしかったとのことだ。
PVで彼女が乗るのはムスタングだが、バイクにも抜群に似合う曲ではないだろうか。
バイクを運転中に音楽を聴く方法
車なら簡単だが、バイクの場合、運転しながら音楽を聴くにはちょっとした工夫がいる。
まず注意しておきたいのが、イヤホンの使用だ。
道路交通法に「イヤホンを装着した状態でバイクを運転してはいけない」とは定められていない。
しかし、安全な運転に支障を来すような状態はNGだ。
その判断は個々の警察官によるだろうから、安全を考えるならイヤホンは使用しない方がよいだろう。
バイク本体に設置できるアンプとスピーカーがあるので、そうした機器を検討してはどうだろうか。
たいていの製品はスマホとブルートゥースで接続できるので、手軽に好きな音楽を楽しめる。
ただし、車体に直接設置するにはツアラーバイクやビッグスクーターのように大型のバイクでないと難しいかもしれない。
おすすめは、ヘルメットにスピーカーを取り付ける方法だ。
これならバイクのサイズに関係ないし、イヤホンのように耳を完全に塞がないから外部の音が聞こえなくなる心配もない。
自分の耳の位置に合わせて設置場所を調整しやすいのもメリットである。
マイク機能つきのものもあるので、そのタイプを選べばインカムとなって仲間とのツーリングでも重宝するだろう。