孤独を感じるツーリングで共感できる曲

バイクにまたがり、ひたすら続く道を走る――そんなツーリングの時間は、自分だけの世界に浸る特別な瞬間。でも、時にはふと孤独を感じることもある。景色はどこまでも広がっているのに、心の中にはぽっかりと穴が空いたような感覚。

そんなとき、寄り添ってくれるのは音楽だ。孤独を歌った名曲たちは、不思議と心を軽くしてくれるもの。今回は、一人のツーリングにぴったりなJ-POPの名曲をピックアップ。バイクとともに走りながら聴きたい、共感できる一曲を見つけてほしい。


ひとりになることが怖かった – 中島卓偉

2005年にTAKUI名義でリリースされたこの曲は、タイトルからしてインパクト抜群。一人でいることの怖さ、寂しさをストレートに表現している。

ヘビーなサウンドに乗せて本音をぶつけるような歌詞が胸を打つ。バイクに乗りながらこの曲を聴いていると、不思議と孤独が力強さに変わっていく。ライブ会場で一人でも、音楽を通じて感じる一体感のように、ツーリング中でも音楽がそばにいてくれる。

▶ YouTubeで聴く:ひとりになることが怖かった – 中島卓偉


don’t cry anymore – miwa

2010年、miwaのメジャーデビューシングル。

「もう泣かない」「誰も味方がいなくてもやり抜いてみせる」という強い決意が込められた歌詞が印象的だ。ツーリング中に聴くと、孤独を感じる気持ちとともに、「自分の力で前に進んでいこう」と思わせてくれる。

オリジナルバージョンは力強さが際立つが、THE HOME TAKEバージョンの柔らかい雰囲気も味わい深い。心が折れそうなとき、miwaの歌声がそっと背中を押してくれるだろう。

▶ YouTubeで聴く:don’t cry anymore – miwa


モノトーン – YOASOBI

2024年10月にリリースされたYOASOBIの楽曲。

オリジナル長編アニメーション映画『ふれる。』の主題歌でもあり、孤独と向き合う人々の心情が繊細に描かれている。疾走感のあるメロディーが、ツーリングのスピード感とマッチする。

スマホやSNSで簡単に人と繋がれる時代だからこそ感じる孤独。それでも、音楽とともに走ることで、少しだけ心が軽くなる瞬間がある。

▶ YouTubeで聴く:モノトーン – YOASOBI


孤独とランデブー – サンボマスター

サンボマスターといえば、熱くポジティブな楽曲が多いイメージだが、この曲では「孤独」を真正面から捉えている。

ウジウジとした気持ちを抱えながらも、「それでも進んでいこう」と力強く歌い上げる姿勢は、ツーリング中の心境にぴったり。どこまでも続く道の先で、この曲を聴くと不思議と勇気が湧いてくる。

▶ YouTubeで聴く:孤独とランデブー – サンボマスター


負けない心 – AAA

2010年にリリースされた小室哲哉プロデュースの楽曲。

自分の信じた道を進んでいると、ふと孤独を感じる瞬間がある。人間関係のすれ違いや、周りとの距離感に悩むこともあるだろう。そんな時に響くのが、この曲の「負けない心」というフレーズ。

ツーリングの途中で、この曲のサビを口ずさみながら走れば、不安な気持ちを振り払って前に進めるはずだ。

▶ YouTubeで聴く:負けない心 – AAA


Beautiful World – 宇多田ヒカル

2007年リリースの楽曲で、映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の主題歌としても知られる。

どこまでも透明感のある宇多田ヒカルの歌声と、浮遊感のあるメロディーが特徴的。考えすぎてしまう夜、一人の時間が長く感じるとき、この曲を聴くとその気持ちに寄り添ってくれる。

ツーリング中、ふと立ち止まって夕暮れを眺めながら聴くと、何とも言えない切なさと安心感が同時に押し寄せるかもしれない。

▶ YouTubeで聴く:Beautiful World – 宇多田ヒカル


まとめ

ツーリングは、自由な時間でありながら、時に孤独と向き合う時間でもある。でも、そんなときこそ音楽が力をくれる。一人だからこそ響く曲、一人の時間を豊かにしてくれる曲を、バイクとともに楽しんでほしい。

今回紹介した曲の中から、お気に入りの一曲を見つけて、次のツーリングに持って行ってみてはどうだろうか。