コーナリングに入る瞬間に聞こえてくる曲

バイク仲間

昔、コーナリングが苦手だった。仲間とツーリングに行くたびに、減速方法が間違っている。シフトチェンジが遅すぎる。などアドバイスをもらっていた。コーナリング上達のために、運転が上手い先輩を後ろにつけて見てもらう練習を繰り返したのを覚えている。

きつめのワインディングで4速走るという、怖い運転をしていたので怒られた時もあった…。

今でもコーナリングの練習は思い出

今でこそスムーズにコーナリングができるようになったが、先輩ライダーの運転を常に追い駆けてた昔が懐かしい。

コーナーでは若かりし頃の気持ちを思い出す。そんなときに頭をよぎる曲を紹介する。

CHAGE&ASKA『太陽と埃の中で』




太陽と埃の 匂いを覚えてる
ALL RIGHT どんな種子を蒔いたの
僕が君についた あの日の嘘よりも
上手に上手に はぐれて行く
涙も誘わずに
追い駆けて 追い駆けても
つかめない ものばかりさ
愛して 愛しても 近づく程 見えない
引用元:うたまっぷ

「追い駆けて 追い駆けてもつかめない ものばかりさ」という言葉に何度も励まされた。
現在、コーナリングの練習中で苦戦しているライダーには、この曲を聴いて挑戦し続ける気持ちを持ってほしい。

コーナリングのポイント

コーナー1つとっても、その道によってコーナーの長さや角度は違う。カーブに見合ったブレーキングをしないと思ったよりオーバーランしてしまったり、道の内側に食い込んだりしてしまうだろう。コーナリングが下手なライダーは、カーブに差し掛かるまでのブレーキングが苦手だ。

バイクを寝かす直前までブレーキをかけ続けるようなイメージで調整するといいだろう。ブレーキングのイメージがついたところで、次は上半身の力を抜く意識が大切だ。緊張して上半身が固まっていると、ハンドルに変な力がかかってしまう。するとコーナーで曲がれなくなるのだ。コーナリングが苦手なライダーは、上半身の力を抜く意識をしながら、曲がる方向に手を添えるぐらいの感覚いよう。

下半身はホールドを意識して、ニーグリップでコーナーの内側に体を落とす。足のくるぶしをバックステップに寄せるイメージで膝でバイクをホールドするイメージだ。体を倒してからニーグリップしようとするのはNG。タンクを挟むことができなくなってしまうからだ。

これでコーナーまでの操作はOK。後はコーナーに入り目線を遠くに設定しよう。コーナーでは目線をどこに置くかで走行が安定する。コーナーが苦手なライダーは、どうしても目の前の地面を見てしまいがち。バイクは見ている方向に進む特性があるのだ。

コーナリング中の荷重については、意見がわかれる。自分はコーナリングする方向と反対の外足に荷重を意識しているのだが、逆の人も沢山いるようだ。ライダー同士の会話では、永遠のテーマとなる話題だろう。