バイク走行時のUターンは、初心者にとって難しい運転技術だ。リアブレーキのみの低速直線走行をしながら、低速コントロールをしなければならない。リアブレーキを徐々に踏んでいくのがポイントだ。
半クラッチでリアブレーキを使い直線を低速で走る。この半クラ低速走行を自分のモノにできればUターンは怖くない。
Uターン時は笑顔でゆっくりと
両足が付くならフルステアをキープし、ゆっくり回る。目線はUターンをする方向の内側に向けよう。目線を誤ると転倒の原因になるので気をつけたい。
身体に余計な力がはいらないよう、若干の“笑顔でゆっくり”とフルステアを維持するところにこだわりを持ってほしい。
一見地味なUターンだが、車体が垂直なのでエンストをしても転倒しなくて済むだろう。今でこそ足を着かずに難なくUターンできる。
先日、ヒヤッとするUターンを1回経験した。ギリギリのところでUターンできたのだ。コケなかった小さな喜びがあったのを覚えてる。気持ちは、若干の笑顔どころじゃなく、ドヤ顔だった。
そういう快進撃を起こした時に聞いてほしい曲を紹介しよう。
きゃりーぱみゅぱみゅ『にんじゃりばんばん』
鮮やかに 恋して にんじゃりばんばん
なんだか にんじゃりばんばん
bloom bloom bloom 花びらも舞う
飛んでけ にんじゃりばんばん
常識を変えたら 驚きが日常に
引用元:J-Lyric
ギリギリUターンが成功した時には、究極の場面を耐え忍んだ気分だろう。
鮮やかなハンドルさばきが忍者のようだ。気持ちが良いほど、前へ前へと進み続ける。Uターンという敵を撃ち破ったのだ。
油断は禁物
「bloom bloom bloom 花びらも舞う」というフレーズのリズムにのせて、シフトアップしてしまうだろう。小さな嬉しさをジワジワと感じさせてくれる曲だ。
「飛んでけ にんじゃりばんばん
常識を変えたら 驚きが日常に」
というフレーズからは、自分の運転技術も捨てたもんじゃない!と自分の走行技術があがったような錯覚に陥るだろう。
油断は禁物だ。
いくら忍者並みの軽快な運転技術をもっていたとしても、安易なUターンは、事故に繋がる危険性を秘めている。Uターンを習得するまでは立ちゴケを経験したライダーは多い。顔を進行方向に向けて、リーンアウトを意識してコツを掴もう。Uターンが上達すると余裕をもちながら、道を間違えた時に引き返せるだろう。ぜひにんじゃりばんばんを聴きながら、Uターンを上手く決めてほしい。