雨と風が容赦なく体をむしばむときの曲

悪天候の日

楽しみにしていた長距離ツーリング。午前中はあんなに晴れていたのに、ツーリング中に雲行きが怪しくなる日がある。

先日の長距離ツーリングは、栃木の人気ツーリングスポット「足尾銅山」へ向かっていた。
「日本一の鉱都」と呼ばれている足尾銅山は、400年の歴史をもつ歴史的観光スポットだ。

自然の猛威にライダーは無力?

その日は難なく足尾銅山までツーリングを楽しんでいたのだが、帰り道に雨が降ってきた。山に囲まれた足尾銅山周辺。帰り道に雨宿りする場所なんてなかった。だんだん雨と風が強くなり、自然の猛威は容赦なく体をむしばんでいく…。

9月の山道。ツーリングの寒さで冷える体に雨と風なんて、泣きっ面に蜂だ。

そんなどうしようもないツーリングを経験したライダーには、この曲がぴったりだ。

B’z『LOVE PHANTOM』

いらない何も 捨ててしまおう
君を探し彷徨[さまよ]う MY SOUL
STOP THE TIME, SHOUT IT OUT
がまんできない 僕を全部あげよう
引用元:プチリリ

“帰りたい、叫びたい!”そんなつらい気持ちを熱いビートにのせて吹き飛ばせる1曲だ。

「がまんできない 僕を全部あげよう」という吹っ切れた言葉が、自然の猛威に真っ向から立ち向かう勇気をくれるだろう。

交差点を渡る途中の人は、傘をかぶっている。一方で、ライダーに傘なんていらないのだ。濡れる体が溶けてしまうほど、ツーリングを楽しめる気持ちになれるだろう。

少々熱くなりすぎたが、悪天候時の走行は冷静になってほしい。

悪天候で走行する時の注意点

スリップの危険性を意識する

雨で濡れている路面はスリップの原因となる、危険性が多くある。中でも急な操作をした時に起きるスリップには気をつけたい。急なハンドル操作や体重移動、荷重・抜重。すべてにおいて危険が潜んでいる。急なブレーキや急発進はNG。バイクタイヤと路面の接地面積は手のひら程度しかない。この手のひらスペースで濡れる路面をグリップしているのだから、常に危険と隣り合わせなのは言うまでもない。

速度を下げて路面にアンテナを張る

路面の危険をいち早く見つけるようにしよう。マンホール部分やジョイント部分の鋼材部分はタイヤとの摩擦が少ないので、スリップしやすい。横断歩道や道路のセンターライン、文字の上もツルツルしているので危険だ。雨や風に体力を奪われて、メンタル崩壊寸でも気持ちを強くもとう。

アクセル全開で帰ろうとしない

いち早くこの状態から解放されたい。という思いからアクセル全開状態で走行するのは危険だ。リヤタイヤにトルクが十分に伝わららず、加速が遅くなってしまう。さらに走行速度が高いまま水たまりに突っ込んでしまうとリヤタイヤが浮いて、ハイドロプレーニング現象が起きる。ハンドルが振られ大事故につながりかねない。アクセルはわずかに開けて、パーシャル+aで一定の速度を保ちながら車体を立てて水たまりを通過するといいだろう。