違反でゴールド免許をはく奪されたときの曲

ゴールド免許剥奪の悲しみ

これまで安全運転に気をつけて無事故・無違反を続けていたのに、ちょっとしたはずみで違反を取られてしまうことがある。
たとえば、「いつもとは違う道に入ってみたところ、実は一方通行だった」、「初めての道でよくわからずキョロキョロしているうちに、右折禁止の場所で右折してしまった」などということは多くのライダーが経験しているはずだ。
白バイに停められて初めて自分が違反をしたことに気づくが、そのときのやるせなさ、落ち込みは半端ではない。
もちろんすべて自分が悪いことは百も承知である。
しかし、それだからこそ落ち込み方も大きくなるのではないだろうか。

誰かに嫌なことを言われて落ち込むこともあるが、そういう場合は言った相手が悪いと開き直ることができる。
しかし、バイクの違反は自分以外責める相手がいない。
たった一度のミスで、ゴールド免許を剥奪されてしまうのだ。
こんな悲しみはあるだろうか。
このように、ちょっとした違反によってゴールド免許を剥奪され、ブルー免許に戻ってしまったライダーのために、悲しみを癒やすおすすめの曲を紹介したい。

コミカルながらも晴れやかになれるSHOの『安全運転』

その曲とは、ラッパーのSHOによるその名も『安全運転』だ。
SHOとは飛騨高山出身のラッパーで、元日本代表にも選ばれたことがあるアルペンスキーヤーの経歴でも知られている。
薬物問題を訴えたインパクト抜群の楽曲『ヤクブーツはやめろ』でメディアに取り上げられたことを知っている方もいるだろう。
そんなSHOが送り出すブルー免許に戻った悲しみを歌うのがこの『安全運転』なのだ。

もしあなたが軽微な違反でゴールド免許を失ったのなら、悲しみに浸ってばかりいないでこの曲を聴いてほしい。
この曲は、ゴールド免許剥奪の悲しみを歌いつつも、悲しみだけに終始していない。
確かに免許はブルーになったが、車をぶつけて事故を起こしたわけでもなく、誰かを傷つけたわけでもない。
一方、事故を起こしていないだけで危険な運転の車は多数いる。
そんなふうに、自分の悲しみだけでなく、日常に潜む危険や安全運転を心がける大切さを伝えてくれる曲なのだ。

確かに思い返してみると、違反切符を切られたことは残念だが、大きな事故を起こす前にこうなってよかったのではないかとも思える。
たとえば一方通行で違反を取られずに走り続けていたら、対向車と衝突事故を起こしていたかもしれない。
そう考えると、ゴールド免許を失ったことは悲しいものの、より安全な運転を心がけるようになったと肯定的に捉えられるのではないだろうか。

『安全運転』はそんなことを思わせてくれる曲である。
運転中にイライラすることがあったときには、ぜひこの曲を聴いて心を落ち着けよう。