キックスタートをして何度蹴ってもかからないと思ったらキルスイッチがOFFだった時の曲

キルスイッチ

バイク乗りはキックスタートが好きだ。愛車をキック仕様にカスタムしているライダーは多いだろう。なぜセルスタートを使わないで、わざわざキックスタートにするのか疑問に思う人も多い。

ライダーのこだわり

ライダーとしての答えは、キックスタートは愛車に手間がかかるからカッコイイのだ。まったく「俺の愛車は手間がかかるヤツだぜ」と思いたい。ライダーとしての、こだわりが溢れ出ている結果だ。

しかし、スタート時にキックペダルを何度蹴っても、エンジンがかからない時があった。焦りながらキックペダルを蹴りまくる、必死な姿を周りに見られたくない。
キックスタートは単純そうに見えて、全身をフルに使う。
その内に愛車に無視されているようで、逆ギレしそうになる。

冷や汗をかいていると、手元のキルスイッチがOFFだった…。

これは、恥ずかしい。とにかく恥ずかしくて、必死に焦った時間を取り戻したくなる。というか「帰りたい」テンションはガタ落ちだ。

こんな悲しい時に聞きたい曲を紹介しよう。

アンジェラ・アキの『手紙~拝啓 十五の君へ~』

今 負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は
誰の言葉を信じ歩けばいいの?
ひとつしかないこの胸が何度もばらばらに割れて
苦しい中で今を生きている
今を生きている
引用元:歌詞検索サイト【UtaTen】

この歌の歌詞にある「今、負けそうで、泣きそうで、消えてしまいそうな僕は」というフレーズが、恥ずかしくて消えてしまいたい気持ちを代弁してくれる。
ただ“キルスイッチをRUN”にしておけば良かった過去の自分に対して、アドバイスをしたい気持ちにさせてくれるだろう。

「誰の言葉を信じ歩けばいいの?」というフレーズからはミスと向き合うために、心の準備が整うだろう。誰の言葉を信じるのかと言えば、自分しかいないのだ。バイクの運転操作は、自分を信じるしかない。この曲を通して、未来の自分へ、キックスタートの失敗を啓蒙しよう。

キックスタートを失敗しないために

未来の自分へ、伝えたい事がある。キックスタートを失敗しないための、2つポイントだ。

  • 燃料コックがONになっているか確認をする
  • 安全装置であるキルスイッチがRUNになっているか確認する

上記2つを確認してメインキーをONにしよう。しっかり手順を踏んでキックスタートをかければちゃんとかかる。もう恥ずかしい思いはしなくて済むだろう。

ツーリングに出かける前のライダーは、ウキウキだ。バイクウェアを着こなし、メットとグローブを装着。最後は、一発でキックスタートを成功させたい。もう、キックスタートには失敗しないと誓った。

自分と同じような失敗が過去にあり共感する人がいたら、ぜひアンジェラ・アキを聴きながら過去の自分の操作を振り返り、未来の自分にメッセージを送ってほしい。